今回のセミナーでは、市民アドボカシー連盟の理事で、現役ロビイストの一般社団法人全国フードバンク推進協議会 事務局長の米山広明氏、サービスグラント 代表理事の嵯峨生馬氏、BLP-Network 副代表の鬼澤秀昌氏を講師にお招きして、今年度の第196回通常国会において「食品ロス削減推進法案」の成立に向けて実施したアドボカシー活動をテーマにご登壇いただきました。
具体的には国会議員等への60回以上の集中的なロビイングや、アドボカシー活動をサポートする人材支援に加え、以下のテーマについてもお話しいただきました。
・ロビイストに求められる能力
・サブスタンスとロジスティクス(政策を作る過程と実現させる過程におけるロビイング)
・国会議員へのロビイング(アポ取りから面談までの流れ)
・院内集会の開催
・よくあるアドボカシーの失敗事例
社会的な課題の解決には多くの場合、基礎自治体や国へのアドボカシーが必要になります。そして我々が普段目にするアドボカシーの多くは成功事例ばかりです。でも本当は成功事例の影に隠れて見えていないだけで、民間団体が行うアドボカシーには失敗事例が非常に多いのが実情です。この機会にアドボカシーやロビイングにおいて注意しなくてはならないポイントや、また社会課題の解決に向け効果的なアドボカシーができるように実践事例から学びました。
『草の根ロビイング勉強会』~「食品ロス削減推進法案」の実践事例から学ぶロビイングの基礎~
日 時:2018年8月27日(月)19:00~21:00(開場18:45)
場 所:日本財団ビル 2階大会議室
参加者:56名
主 催:市民アドボカシー連盟
共 催:日本財団CANPANプロジェクト
協 力:シーズ・市民活動を支える制度をつくる会
19:10 米山 広明 氏(一般社団法人全国フードバンク推進協議会事務局長)による講演
「食品ロス削減推進法案」の実践事例から学ぶロビイングの基礎
19:35 嵯峨 生馬 氏(認定NPO法人サービスグラント 代表理事)による講演
アドボカシー支援プロボノ トライアル報告
19:42 鬼澤 秀昌 氏(BLP-Network 副代表)による講演
全国フードバンク推進協議会支援プロジェクトについて
19:50 パネルディスカッション 米山 広明 氏、嵯峨 生馬 氏、鬼澤 秀昌 氏、関口 宏聡 氏
「アドボカシーを支える人材支援」
20:20 質疑応答
20:40 交流会
21:00 終了
講師の米山さん、嵯峨さん、鬼澤さん、ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。